登録販売者

2006年の改正薬事法で位置づけられた、薬剤師とは別の一般用医薬品販売における新たな専門家である。
これにより、一般用医薬品を販売できる専門家は、薬剤師と登録販売者の2本立てとなる。

 

 

ただし、登録販売者は、身分法のある国家資格ではなく、あくまでも「都道府県が実施する試験で資質確認された者」ということになる。
1年の実務経験を経て、都道府県が実施する筆記試験に合格しなければならない。
試験は、08年から都道府県単位で実施され、11年3月現在、すでに約10万人以上の登録販売者が誕生している。

薬剤師と登録販売者の比較

登録販売者

かつて、薬局で医薬品の販売を行う資格のある人は、薬剤師に限られていました。

 

薬剤師になるには、薬学部で6年間専門の勉強をして卒業した上で国家試験に合格しなければなりません。

 

経済的にも資質的にも、限られた人のみに許された資格と考えられています。

 

薬剤師になると、医師の処方箋を受けて薬を調合したり、ドラッグストアで全ての医薬品を販売管理する仕事に就くことができます。

 

その他にも、製薬会社や公務員などとして、医薬品を扱う仕事に就けるのが薬剤師です。

 

 

一方、登録販売者は、ドラッグストアなどで医薬品の販売を行うのが主な仕事です。

 

薬剤師のように医薬品の販売管理を行えますが、扱える薬の範囲は一部に限られます。

 

といっても、むしろ扱えない薬のほうが少ないのです。

 

一般の人がよく購入するような薬のほとんどは、登録販売者に取り扱いが許される薬です。

 

このように、薬剤師と登録販売者の仕事はよく似ていますが、異なる点もあります。

 

特に、薬剤師のように製薬会社で研究職に就いたり、衛生関係の公務員になるなどといった道は、登録販売者にはありません。

 

あくまでも、販売者の立場として医薬品に関わるのが登録販売者という資格なのです。

 

そのため、勤務先は薬局ないしドラッグストアをはじめとした、医薬品を販売している施設に限定されます。

 

 

薬剤師と登録販売者のどちらを職業に選ぶかは、費用や時間も関係してくるでしょう。

 

これから高校を卒業して大学に進学しようというくらいの年齢の人なら、時間と大金をかけて薬学部に進み、薬剤師を目指すのもよいでしょう。

 

働きながら資格をとりたいという人であれば、登録販売者を目指すのも向いているはずです。